色違いの粘土を混ぜ合わせて、違う色の粘土を作るというのは、粘土細工で重要なテクニックの1つでしょう。
今回はミニチュアフードの入門者の方向けに、粘土の混色でとても便利なアイテムを紹介したいと思います。
100円ショップのセリアのネイルコーナーで見つけたソフトシリコン型(ラウンド)です。

裏面。

以下の記事でも使用しているシリコーン型です。
粘土の計量には、スケールやルーラーと呼ばれる製品が一般的です。しかし、市販の粘土スケールは、ミニチュア工作には少し使いにくいです。ミニチュア工作の場合、使用する粘土の量が少ないので、市販のスケールでは大き過ぎます。
そこで、このシリコーン型で代用しようというわけです。
拡大。

ここでは便宜的に、穴の大きさ順にA・B・C…とアルファベットを割り振ってみます。

試しに白の樹脂粘土と赤の樹脂粘土を混色してみましょう。
Aの部分をダイソーの樹脂粘土ホワイトで埋めて計量します。

別に形を保持する必要はありません。シリコーン型を縦や横から押すと、粘土が取りだしやすくなります。

ただし、あまり負荷をかけるとシリコーン型を壊してしまいますので、ほどほどの力で…。

このAで計量した白の粘土を3つ作ります。
次に、ダイソーの樹脂粘土レッドを計量します。今回は、A・E・Iの大きさで計量しました。

混色の結果は以下の通り。

ピンクを作ろうと思えば、白Aと赤Iの混色がよさそうですね。ピンクの樹脂粘土は、以下のミニチュアフードで使用しました。
もっと薄いピンクにしたい場合は、白A×2と赤Iの組み合わせなどがよいかもしれません。イメージに近い色ができた場合は、組み合わせをメモしておきましょう。
こういった計量の基準を設けておくと、後日に同じ色を作るときの手助けになります。
ちなみに、混色した粘土を角型にするのは、粘土の落下・紛失防止のためです。粘土を丸めて球形や円形にしてしまうと、何かの拍子にカッターマットから転がってしまうリスクがあります。