熱収縮チューブを使ってミニチュア輪切りの唐辛子を作る

製作記

今回のミニチュアフードの作り方は、粘土不要な輪切りの唐辛子が題材です。

通販で以下の1mm径の赤い熱収縮チューブを買いました。これが今回の材料になります。

工作に入る前に「熱収縮チューブ」について解説します。(すでに熱収縮チューブをご存知な方は読み飛ばしていただいてOKです。)

熱収縮チューブとは?

熱収縮チューブとは、熱を加えることで縮む管(チューブ)のことです。素材としてはポリエチレンや塩化ビニール、シリコーンなど様々な種類があります。サイズも大小いくつもバリエーションがあり、カラーのバリエーションも様々です。透明なチューブもあります。主に素材の違いにより、加熱後の収縮率も低いものから高いものまで存在します。

一般的には以下のようなケーブルの簡易的な補修や補強に使われることが多いでしょうか。

熱収縮チューブを売っている場所は?

熱収縮チューブは、主にホームセンターで購入することができます。他にも電子工作部品の販売店や釣具屋なども候補に挙げられるでしょう。

100円ショップだと、ダイソーにも取り扱いがあります。

熱収縮チューブの用途は?

熱収縮チューブの用途としては、さきほど具体例に挙げたケーブルの補修・補強だけでなく、電子工作の配線の絶縁や釣りの仕掛けの補強などにも利用されています。他にも以下のようにボールチェーンの補強に使ったり…。

工具の持ち手に使ったり…。

アイテムの色分けに使ったり…。

フィギュアの工作に使ったりと様々です。

そして今回は、ミニチュアフードの材料として使うことにします。

余談ですが、他にユニークな商品としてテプラテープで印字できる熱収縮チューブも販売されています。

細い熱収縮チューブをミニチュアフードに利用する

熱収縮チューブは、細いものだと1mm以下のものも存在するのですが、今回は1mmの赤い熱収縮チューブを通販で買いました。さっそく加熱前と加熱後のチューブを比較してみます。

商品ラベルには内径1mmと記載があったのですが、どうみても1mm以上ある気がします。(ラインナップに1.5mmや2mm径があるので間違えていないかなぁ…?まぁ、今回はOKとしましょう。)

画像左側が加熱前で画像右が加熱後の熱収縮チューブです。加熱にはエンボスヒーターを使用しました。

もう1枚画像を添付します。

コントロールが難しいかもしれませんが、熱の加減によって収縮を調整できなくもないので、太さのバリエーションを出すことも可能です。このチューブを細かくカッターで刻むと、スライスしたミニチュア唐辛子が完成です。

接写した画像も…。

この手のミニチュアは粘土で作る方法がメジャーでしょう。私もブログやYouTubeで粘土を使ったミニチュア刻みネギの作り方を公開しています。

粘土で作る欠点としては、接着にニスやボンドを使うと、薄くて細かいパーツだけに粘土が溶けてしまうリスクがあります。(油性のニスや接着剤を使えば解決しますけど、なるべく水性の紫外線カット成分の入ったニスを使いたい場面もあるんですよね。油性の上から水性を塗ってもいいんですけど、そうすると厚みが出るので悩ましい…。)粘土の場合は、色の調整ができるメリットもあるので捨てがたい方法ではあります。

また、ブログやムック本ではアレンジフラワーのワイヤーのチューブを使って刻みネギを作る方法も紹介しています。

今回の方法はこれに近い製法ですが、太さを調整できるのが異なるポイントでしょうか。

ちょうど赤い熱収縮チューブが手に入ったので、輪切りの唐辛子になりましたが、緑のチューブなら刻みネギにも加工できると思います。工作のバリエーションの1つとして憶えてもらえると幸いです。

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