※この記事は別サイトに投稿した記事を再構成しています。
最近はいろいろな種類のミニチュアを作ることができるシリコーン型が販売されています。そのなかでもクレイジュエリー型抜きシリーズが人気です。今回は2021年12月に登場した「レトロプレート(カット)立体型」と「レトログラス(ストライプ)立体型」の2種を紹介します。
レトロプレート(カット)立体型は直径20mmと30mmの丸皿が作製可能です。 レトログラス(ストライプ)立体型は高さ10mm(直径8.5mm)、高さ20mm(直径17mm)、高さ24mm(直径20mm)のグラスが作製可能です。このシリコーン型にUVレジン液を流し込んで、透明な食器を作りたいと思います。
下準備としてポリプロピレン製の容器を2つ用意しました。
100円ショップのワッツでの購入品です。この容器のフタを使います。
フタの上にシリコーン型の片面を置き、UVレジン液を注ぎます。
もう片面のシリコーン型を軽くかぶせます。
その上に容器のフタを置いてサンドイッチ状態にします。
輪ゴムで固定します。
このように固定すると、UVレジン液の硬化中にシリコーン型が浮いたりズレたりすることを予防できます。
UVライトで硬化させます。
硬化後に取り出します。
画像左側の小型のお皿はUVレジン液が足りていませんでした。失敗です。大きなお皿は周囲のはみ出した部分(バリと呼びます。)を取り除きましょう。
今回は手でちぎってバリを取り除きました。
アップにすると気泡が目立ちますが、簡単に透明なお皿ができました。お手軽です。
次にグラス作りを…。中型の透明グラスを作ります。
お皿と同じような工程でUVレジン液を注ぎ硬化させます。
硬化しました。
バリを取り除くと完成です。
つや出しのニスを塗ると、もっと透明感がアップすると思います。
お皿のクローズアップ画像。
リキテックスのアクリル絵具フタロシアニンブルーを薄く塗ってみました。
切子のような感じになりました。
レジン液で複製するとシリコーン型の寿命が短くなってしまうのが難点ですが、透明物を作るとなると透明レジン一択なので悩ましいですね。石粉粘土などの粘土を注型素材とするならば、シリコーン型を傷めることが少ないので長持ちすると思います。
このクレイジュエリーシリーズのシリコーン型は、さまざまなバリエーションのものがあるのでおすすめです。